看護師からCRCへ転職する最大のメリットは、やはりワークライフバランスが整いやすいことです。 基本的に夜勤はなく、土日祝日が休みの職場が大半です。カレンダー通りの休みが取れるため、家族との時間を大切にしたり、友人と予定を合わせやすくなったりします。不規則なシフト勤務から解放され、体力的・精神的な余裕が生まれたと感じる人は非常に多いです。また、デスクワークが増えるため、腰痛などの身体的な負担で臨床を離れたい方にとっても魅力的な環境といえます。
一方で、CRCならではの大変さやデメリットも存在します。 まず挙げられるのが、学習量の多さです。新しい薬の作用機序や疾患の知識はもちろん、「GCP省令」という法律や、英語の専門用語などを常に勉強し続けなければなりません。医療は日々進歩するため、常に新しい知識を吸収し、自分自身をアップデートしていく姿勢が大切になります。 また、精神的なプレッシャーの一つに「被験者の募集(組み入れ)」があります。治験には目標とする症例数があり、期間内に規定の人数の患者さんを見つけなければなりません。計画通りに進まないと、製薬会社からの圧力や焦りを感じることがあり、営業職のような数字への意識が求められます。
さらに、「看護師として患者さんのケアをしたい」という気持ちが強い人は、直接的な処置を行わないCRCの業務に物足りなさを感じてしまうこともあるでしょう。 「夜勤がない」というメリットだけでなく、こうした業務の特性や責任の重さもしっかり理解した上でチャレンジすることが、後悔のない転職への第一歩となります。